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2013年4月18日 (木)

新レーベル『吹替の帝王』発進! 4/19ニコニコ生放送大炎上必死!? ビハインド・ザ・『オレたちのコマンドー祭』 ニコ生では語らない舞台裏

20世紀フォックスHEJとはBlu-ray&DVD発売プロモーションの仕事を『アバター』の頃から行なっているのだが、その頃より「ニコ生で『コマンドー』『ダイ・ハード』『ロボコップ』の映画番組はやりたい! それが俺たちの目標!」と常に訴えてきたのが、遂に実現する。

2012年初夏、先方から『コマンドー』を日本語吹替で再発売する旨を伺い、水面下で暗躍していたところ、なんと新しいレーベルを立ち上げて展開するとの報が。それは『吹替の帝王』なる日本語吹替専門な新レーベルとのこと。ビデオレンタルのない少年時代から日曜洋画劇場(テレビ朝日)、月曜ロードショー(TBS)、金曜ロードショー(日テレ)、木曜洋画劇場(テレビ東京)、ゴールデン洋画劇場(フジテレビ)などの地上波で放送される映画の数々は、当たり前のように声優さんが日本語に吹き替えた作品だった。さらに『刑事コジャック』や『スタスキー・&ハッチ』などの海外テレビドラマ好きなガキだったこともあって、自宅での映画鑑賞=日本語吹替が自分の中で当然なるスタンダードなスタイル。お金を貯めて映画館へ行く時は、もちろんオリジナル言語の英語音声で日本語字幕で作品を観る(今は日本語吹替版の需要が上がったが日本語字幕で映画を観ることしか昔はできなかったのだよ)。これが我々映画好きの基本フォーマットな洋画鑑賞法であった。

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VHS時代には日本語字幕版と日本語吹替版の双方が作られ、少しづつではあるがニッチでマニアな世界のレーザーディスクでも日本語吹替版がリリースされたりと、洋画の日本語吹替好きな猛者たちによって'80年代後半より地味に支えられてきた洋画のパッケージビジネス。

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DVDの登場により容易に音声切り替えもできるようになったことで、さらなる日本語吹替需要が増え、声優業界はアニメやゲームだけではなく、未公開映画や海外テレビドラマなどの日本語吹替も当たり前のように必要となり、次第に”日本語吹替”なるジャンルが拡大していくことに。

そこで注目されたのが20世紀フォックスHEJが、2002年だったか2003年だったかに発売した『大脱走』のDVD。昭和48年放送時のテレビでオンエアされた日本語吹替を収録との”日本語音声初収録”に期待して購入したら……ありゃま! 6~7割程度しか日本語吹替が入ってなくって、結構な物量で英語音声+日本語字幕に切り替わってしまうのね、って感じで色々な意味で衝撃を受けた。でも、この欠損している部分だけ日本語字幕にした形でもDVDをリリースしてくれる男気に、個人的見解ではあるが映画業界として全然”肯定”していた。

Photo__000064これは4月24日に発売される『大脱走 製作50周年記念版コレクターズ・ブルーレイBOX (初回生産限定)』です。

『大脱走』が発端となり、DVD業界が新たなる層の開拓が始まった。当時テレビでオンエアされた日本語吹替を洋画に収録することである。新録が大半だった洋画界に旋風が巻き起こった。今では当たり前になっているけども、良くも悪くも『大脱走』問題(!?)が着火点だったことだけは間違いない……はず。

そんな20世紀フォックスHEJが満を持して送り出した新レーベルが『吹替の帝王』なわけ。
その第一弾として展開するのが『コマンドー』と聞いて、これは大喜びしないわけにはいかない。確か中学3年の真冬の頃だったかなぁ。みんなが受験に合格だなんややっている最中に、受験勉強なんぞは全くしてなかった唯一のラストマンスタンド……つまりタダの映画&ゲームバカだったんで1人で有楽町の映画館へ観に行った記憶がある。当時はミリタリー好きというよりも、生粋のホラー映画マニアな方が気持ち的に強かったので、シュワがマチェーテで敵の腕をいとも簡単にスパッと切断する部分になぜか興奮しまくった。

その後、レンタルビデオ屋でVHSを借りて何度も観て、それからは地上波で放送された日本語吹替版(屋良有作氏の吹き替えた屋良版)を録画したもんでに観ていたところに飛び込んできたのが、最もポピュラーな……というか2ちゃんねるやニコ動で人気が沸騰した玄田哲章氏がシュワを演じた玄田版と呼ばれるバージョン。初めてテレビで玄田版を観た時は「なんじゃこれ!?」と、オリジナルな言語を超越し飛ばしまくった日本語吹替に驚かされた……と同時に不思議と笑いがこみ上げてくる始末。筋肉フリーキーのルックスなシュワのドライで機械的な殺し方が『コマンドー』の面白さだったのだが、玄田版とのセリフに対する笑いの相性があまりにもマッチングしていてオリジナル音声の英語で観るよりも楽しめるようになったのも事実。

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閑話休題。話を戻そう。

秋ぐらいから『コマンドー』Blu-rayの仕様が決まり始め、それを聞くたびに興奮は覚めやまぬ状態。20世紀フォックスHEJの担当からは「日本語吹替ファンが確実に満足できる仕様にします! きっと吉田さんだったら大喜びしてくれる仕様になってるはずですから」と、その自信溢れる一言に期待が益々膨らんでいく。

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忘れもしない12月21日。20世紀フォックス社内で『ターミネーター』Blu-ray発売記念のニコ生番組を開催したのだが、その時に担当から告知解禁として教えてもらったのは地上波でオンエアされた際に使われた台本。しかも屋良版と玄田版の2種類をBOXに同梱するとのこと。これがどれだけ凄いことか……そしてこれの縮小版を同梱させるのはどれだけの労力を割いたことだろうか……。

Photo__000107 Photo__000109これらはBlu-ray BOXに収録される台本じゃなく、実際に地上波でのオンエア時に使われていた台本でござんす。

Photo__000096 Photo__000097もう最高過ぎる!筋肉モリモリマッチョマンの変態だ、だってさ(´▽`)

多くのスタッフが必要とされる映画を撮影する時の台本と違って、日本語吹替版用の台本なんぞはそんなに多く印刷されることはない。現存している台本を見つけ出したうえで同梱するまでの過程を、って考えるだけでこれは相当な吹替愛がなければできないよなぁと、『ターミネーター』のニコ生番組の舞台裏でえらく感動してしまった。

Photo__000110これは『ターミネーター』劇中で元カリフォルニア州知事が着ていたシングルライダースジャケット……の貴重なレプリカ。Blu-ray購入者の方用に用意されたプレゼント品!

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こちらは元学校の先生という異色の経歴を持つ愛沢舞美ちゃん

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『ターミネーター』のニコ生でMCを務めてくれた北川千春ちゃん

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その『ターミネーター』ニコ生を開催した日に『コマンドー』Blu-ray BOX発表&予約開始がスタート。最初は5,000セット限定だったところ、2日間で瞬く間に5,000セットが予約完売してしまい、20世紀フォックスHEJ社内では緊急会議が開かれ、10,000セットに増産が決定。限定詐欺とか勘違いしている人やらその煽りを受けて20世紀フォックスHEJを叩いている人たちが多くいたけども、本当に5,000セットしか作る予定はなかった。なぜならば台本2冊分の印刷の兼ね合いもあったからである。叩かれたり揶揄されたりとかのおかげかどうかは知らないけども、ネット民の間では『コマンドー』は大炎上。Amazon、楽天市場、7netの大手通販サイトで1位を記録する異常事態も発生。米国にある20世紀フォックス本社もこの急加速で予約完売してしまった奇跡的な状況には大変驚愕していた。

Photo__000027初めて渡米した1989年に、トイザラス or KB TOYSの棚奥に埃被って眠っていたので購入した、ジョン・メイトリックスの巨大なフィギュアにバンドルされていた、というかこのフィギュア用に作られた貴重なアメコミ。

そんなこんなで予約状況が好調過ぎてくれたおかげで、ニコニコ生放送の開催も正月明けにはほぼ決定。実は玄田哲章氏をニコ生のゲストで招聘する考えもあったのだけど……玄田版を観ながら『コマンドー』生解説していくわけなので、吹き替えしている玄田さんが自分のセリフを鑑賞しながらアレコレ言うのもやはりおかしいし、結局のところ玄田さんが登場したらしたで間違いなく出オチ感しかなくなるからなぁ……と、打ち合わせを重ねつつ検討していたところ、日本語翻訳を担当した平田勝茂氏をスペシャルゲストで登場して頂くことで決定。後は、友人であり筋肉バカ一代な、てらさわホークに思う存分語って頂こうかなと。さらに新レーベル『吹替の帝王』発起人、20世紀フォックスHEJの神田一良氏を急遽引っ張り出します。進行役は吉田と洋画&海外テレビの日本語吹替仕事を数多くこなしている声優の行成とあでやります。

Photo__000031 Photo__000029『ライジングドラゴン』の試写状ハガキと大きさを比べてみた。メイトリックスさん……ちょっとデカ過ぎるぜぇ。

Photo__000028メイトリックスさんのフィギュアのパケ裏を切り取れば、イラストではあるがポスターになるという仕様。しかし子供向けのオモチャなのにナイフがキランと光っている絵とか教育上良くねぇーよな。さすがメリケン!

Twitterで以前から質問されていたんだけど……『コマンドー』のディレクターズ・カット版がなぜBlu-ray仕様じゃないのですか? と。

えー、説明するとですね、20世紀フォックスHEJは米国本社でしかBlu-rayのマスターディスクは作れないわけなんですよ。つまり技術的な問題ではなく、Blu-rayのマスターが日本国内では作れない、いや作らせてもらえないってこと。沢山Blu-ray化したい旧作もあるにはあるけども、そういう事情で出すに出せないってわけです。20世紀フォックス=外資系の会社です。当然ハンドリングは米国本社主導になる。

が、『コマンドー』だけは違った。日本のファンから日本語吹替収録に対するリクエストが『コマンドー』に関しては尋常じゃないぐらいあったことから、米国本社が既に英語音声・英語字幕オンリーのBlu-rayマスターしか作っていなかったのを、日本のファンのためだけに日本語吹替収録した特別仕様で作ってくれたわけ。20世紀フォックスHEJとしては異例の事態であり、これは本当に奇跡的なのです。で、ここまで能書きを垂れさせてもらった最後に先の質問の回答に戻らせてもらうんだけど……ディレクターズ・カット版をBlu-ray仕様にしてない理由は……本社から許諾が降りなかっただけ(^_^;)

まぁ、何年もしたらそのうちディレクターズ・カット版をBlu-ray化してくれる可能性もあるんじゃないかな。ってなわけで、日本法人の20世紀フォックスHEJに突撃したって無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無双

4月19日、21時からニコニコ生放送でオンエアする『オレたちのコマンドー祭』はこちらからよろしく!

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吹替の帝王』シリーズのウェブサイトはこちら

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『コマンドー』の一場面から大喜利キャンペーンも実施中。

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それと大事なことを言っておかないと。『コマンドー』の本編はニコニコ生放送の当番組ではオンエアしませんので、勘違いしないでくださいな~。

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